BIPAPって何?

ホーム > 勉強部屋入口 >私の辞書部屋 >BIPAPとは

BIPAP(バイパップ)
二相性気道内陽圧
biphasic positive airway pressure)


(特徴1) 2つのPEEPレベルを一定の間隔で交互に繰り返す換気方法(換気モード)。

(特徴2) 2つのPEEPレベルが変動するときに換気が得られる。

(特徴3) 高い流速を必要とするため,頻呼吸例にも適応できる。

CPAPは常に垂れ流し ⇒ 気道内圧は常に一定ある。

BIPAPは低い圧の時間も長い ⇒ 気道内圧は変動できる。(高くならない)

APRVは低い圧の時間が短い ⇒ 気道内圧はCPAPに近い。

<注意>BIPAPとBiPAPは違うよ!!※今,調べたい内容が〔BIPAP〕なのか〔BiPAP〕なのか,区別する必要があるよ。


☆BIPAPの適応☆

(その1) 長期治療が必要な重症例(ARDS,ALI)やauto-PEEPが存在する症例に適応。
(重症から軽症まで広く適応。)

CPAPだけでは,肺胞低換気が起こる,低コンプライアンス例や高気道抵抗例で有効。これらの症例ではPEEPの負荷が必要となる。(=つまり,CPAPよりも高い負荷がかけられる)

(その2)PCVやIRVからのウィーニングにもBIPAPは使用できる。


☆BIPAPを一言でいうとすると?☆

BIPAPは,自発呼吸を妨げず最低限の気道内圧で有効な換気量を得る事ができるため,重症の呼吸器不全患者から軽度換気障害がある患者の酸素化障害まで広い適応がある。


☆デメリットを一言でいうなら?☆

換気量が保証されないので自発呼吸が途絶えるとヤバイ!!

※追加
(CPAPと同様にPEEPレベルが高い,吸気気流が大きい,吸気の終了を決定できないなどの理由で不快感を訴える場合がある。)


☆メリットを一言でいうなら?☆

機能的残気量を大きく維持でき,ファイティングが少なく,気道内圧が低く抑えられる。


☆注意点☆
BIPAP と BiPAP は違う!!

BIPAP:二相性気道内陽圧(換気モード)

BiPAP:二相性陽圧換気法(機器名称)

BiPAPは,NIPPV専用機!!
アメリカレスピロニクス社の人工呼吸器の名称。気管挿管を行わずマスクを使用するだけで換気補助が行える。